Saturday, February 11, 2012

北欧最大の雑貨見本市Formex

今週ストックホルムでは、Furniture Fair 2012が開催中です。
早速初日に行ってきましたが、たくさんの素敵な新作に出会うことができ、また海外からも多くの方が駆けつけ会場はとてもにぎわっていました。詳細はまた次回にでも。

そして、先週いっぱい北極圏にあるJokkmokk(ヨックモック)という町で開催されていたサーミ族のウィンターマーケットへ行ってきました。
滞在中の最低気温はなんと−44℃!北極圏の冬、恐るべし!
色々な意味ですごい体験をしてきました。笑
このことについても後日ゆっくりと記事をアップしていく予定です。

今日はFormexの話題から。
先月になりますが、1月19日〜22日までストックホルムでは北欧最大の雑貨、インテリアの見本市Formex spring 2012が開催されました。
早朝から関係者を集めて朝食をいただきながら、この春の新作を発表するというプレス朝食会に参加してきました。

 朝食には、オレンジ、ブルーベリー、ザクロと三つの味のフレッシュフルーツショットにミュズリーとイチゴを添えたヨーグルト、マスカルポーネとラズベリーのジャムにホイップバターは一口サイズのハードブレッドと一緒に。そしてイチゴのメレンゲ。
春を意識した色使いが朝から多くの関係者を明るい気持ちにさせてくれました。
またテーブルセッティングも、春らしいパステル色のお花や花瓶などで飾られ一段と華やかさをプラス。





こちらはプレス朝食会の様子を撮影するスウェーデンの某テレビ局。


このプレス朝食会で私の隣に座っていたおじさまが、あのDesign House Stockholmの創立者でもありCEOでもあるAndersさんでした。
名刺を頂くまでそんなことにも気がつかず色々なお話をしていたのですがとっても気さくな良い方で、日本からのお仕事で何かあったらいつでも連絡して!と微笑みながらハードブレッドをほおばっていました。笑

設立から今年2012年で20周年をむかえるというAndersさん率いるDesign House Stockholm、今年の新作の中からいくつか目にとまったものをご紹介します。

デザイングループFrom Us With Loveが手がけたランプ、Form Pendants



そしてこちらが竹を使用したキッチンライン



Fredrik Färgが手がけたロックングチェアー




Design House Stockholmらしくシンプルな中にもデザインされた美しいものが多くみられました。



多くのデザイナーやメーカーが新作を発表するこの見本市Formex、規模がとても大きいためじっくり見てまわっていると一日では到底見終わらないわけです。
この日、他の仕事の予定が午後から入ってしまっていたため、急いで回ったもののやはり3分の1ほど見逃しました。



それでは、見てきた中で気になったものをいくつか紹介していきます。



スウェーデンのイラストレータ、クリエイターのCamilla Lundsten(カミラ・ルンドステン)が生み出したキッズブランドLittlephant(リトルファント)
カミラ・ルンドステンはIKEA、そしてあの木製のおもちゃで有名なBRIOなど、有名クライアントを多数を持ち、特にBRIOではアートディレクション、クリエイティブディレクションから商品開発まで携わっている大活躍中のクリエーターです。
そんな彼女が手がけるリトルファント、北欧らしいカラフルな色調をベースに彼女のかわいらしいイラストが子供たちの想像力をよりかきたててくれそうです。


プレスに対してブランドや今年の商品の説明をするデザイナーのカミラ・ルンドステン。




カミラのイラストやデザインした商品は子供ブランドでありながら大人から見ても可愛いものがたくさん。実際本人とお会いしてみるとスウェーデン人女性には珍しく小柄で、彼女自身が最高にキュートな女性でした。










デンマークはコペンハーゲンのデザイナーTrine Weng(トリーネ・ウェン)が手がけるCasalinga(カーサリンガ)

かわいらしい色合いとパターンが春らしい雰囲気を醸し出しています。
陶磁器で作られた鳥のウォールデコレーション、色合いも形もかわいい!











こちらは10gruppenのブース。
冴え渡ったブルーにリーフのパターンのテキスタイルがひときわ目をひきました。


デザイナーであり設立者でもあるIngelaさんがちょうどブースに。久々にお会いしお話ができました。






こちらはデンマークはコペンハーゲンのインテリアブランドferm
ここのウォールペーパーはいつもどおり素敵なデザインでした。キッズのテキスタイルは、もし子供がいるなら子供部屋に使いたい!と夢が膨らみます。







ヤングデザイナーを集めたコーナーで素敵なものを発見!
アンティークの食器の破片を集めてつくられたシャンデリアはIda Överbyというデザイナーが手がけるCreme de la Cremeから。アンティーク好きの私にはたまらなかった。ランプに使われている破片がどのアンティークの食器のものか、ついついじっくり見てしまいました。笑






素敵な展示を見たあとはいつも五感が刺激され、色々と夢が広がります。

今年は引っ越ししたいな。


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